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【大手航空会社勤務】幸せキャリアを歩む卓球人のリアル|宮脇千波さん

2025.12.04

 

航空会社で働きながら、卓球コーチとしても活動し、クラブ選手権でも表彰台に上がる宮脇千波さん。仕事・副業・プライベートを充実させる彼女のライフスタイルと就職活動の秘訣について伺いました。

 

適職診断
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現在のお仕事について

 

宮脇千波

 

——まず、現在のお仕事内容を教えてください。

 

航空会社で働いています。皆さんが空港に来られた際に制服を着ている方々を見ることが多いと思うんですが、あれですね。

 

——仕事と副業とプライベートのバランスはどのように取っていますか?

 

仕事のシフトがメインで、そこから1ヶ月の予定を立てるようにしています。仕事のシフトが出てからレッスンも募集するという形で、それからプライベートの予定を入れています。

 

一番は本業の航空会社の仕事をメインでやって、その次にレッスンと遊びを同時に入れて、空いている日は自分の練習をしたりと、毎日違ったことをしている感じです。

 

——副業は2年目からスタートしたと聞きました。

 

そうですね。1年目は副業はできなかったんですけど、2年目からはコロナの影響もあってできるようになりました。

 

——最初からこういう生活を考えていたのですか?

 

最初は社会人になって副業で卓球をするということは考えていなかったんですけど、どんどん働いているうちにシフト制の勤務にも慣れてきて、勝手にこういう感じになったというのもあります(笑)。

 

自分の中では毎日がルーティン化していないので楽しいですし、言われてみれば理想の働き方かもしれないですね。

 

就職活動について

 

——就職活動で何か軸はありましたか?

 

私は中国語が話せたので、就活では「中国語を活かしたい」という考えはありました。あとは、私はパソコンでカタカタするよりも、自分が動くほうが好きだったので接客業が良くて、航空会社をメインで見ていましたね。

 

実は、中学生の時から空港で働きたいなという夢はあったんですよね(笑)。

 

——ですが、英語が苦手で諦めた時期もあったそうですね。

 

そうなんです。空港で働くなら英語は必要なんですが、私は英語が本当に苦手だったので諦めたときもありました。

 

でも、「やりたいことをやってみよう」という想いもあって、「失敗したら他のことすればいいや」ぐらいのメンタルで考えられたので、航空会社やホテルといった接客業で就活は進めていました。

 

——就活時には誰かに相談したりしましたか?

 

就職活動をしている先輩に話を聞きました。「英語ができないから航空業界を諦める」と伝えたら、「いや、中国語があるから大丈夫」と背中を押してもらったので、先輩に相談してよかったと思います。

 

——自己分析はどのように行いましたか?

 

企業研究とかは全くやってないですね(笑)。けど、自己分析はめちゃくちゃやりました。自己分析って、ちょっと心理テストみたいなところもあるじゃないですか。私はそういうのが好きだったので、自己分析を進めるなかで「あ、これ私や」「これも私やん」みたいな感じで、楽しんでやっていました。

 

——他己分析もされたとか。

 

大学の卓球部の先輩がやっていたので、私もやってみました。後輩に「じゃあ今から私のいいところ全部言って」って(笑)。

 

いいところと悪いところもそうですし、「私ってどんな人?」みたいな感じで書いてもらいました。それを見て「私は周りからはこう思われているんだ」って気づけたこともあって、それで軸ができたのかなと思います。

 

——今の会社に決めた理由は何でしたか?

 

元々は関西国際空港で働くことを目標として就活していたんですが、早い時期から動いていた分時間もあったので、羽田空港も出してみようと思って羽田空港にも応募しました。

 

そのときに、東京に住んでいる先輩や友達の家に泊めてもらって、しばらく東京で過ごしていたんですけど、東京生活が楽しくて(笑)。あと、羽田空港も規模が大きくて、関西国際空港とはまた違った魅力を感じるようになって、迷った末に「東京に行こう」って決めました。

 

——ご家族の反応はいかがでしたか?

 

本当に関西から出る気はまったくなかったし、「就職先も関西の予定」って言ってたので。だったので、「東京になった」って言った瞬間、「詐欺師」って言われました(笑)。

 

卓球と就活の関係

 

宮脇千波

 

——卓球の経験は就活で活かされましたか?

 

すごく大きかったです。ほぼ卓球の話しかしていなかったですね(笑)。

 

あと、タイミングも私はすごい良くて。ES出す時期がちょうど大会前だったので「この大会の優勝に向けて今頑張っています」と書いて、ちょうど面接の時期が目標達成したときだったんです。

 

——それはタイミングが良かったですね。具体的にどういった感じでエピソードを話されたんですか?

 

関西学生選手権で決勝まで行けたんですけど、まさか決勝まで残るとは思っていなかったので、その日の夜に面接を入れてたんですよ。

 

けど、決勝まで行けたので終わった時間が面接時間ギリギリになっちゃって。髪の毛も若干ちょっとボサボサで夜に就活に行ったんですけど、「さっきまで試合していて、決勝まで行ったんですよね」みたいな話ができて。企業側も「おめでとう」以外言えない感じになってたので、そういう意味でも持っていましたね(笑)。

 

——大会以外にアピールしたことはありますか?

 

中学時代に中国に留学していたので、その話もたくさんできました。卓球部で主将を務めた話もしましたね。

 

——学生時代はアルバイトもされてたと思いますが、アルバイト経験は就活に活かされたと思いますか?

 

思います、思います。アルバイトで得られるのはお金だけじゃないので、アルバイトは絶対した方がいいですね。

 

もちろんいいことばかりではないんですけど、周りに助けてもらうことで自分ができないこともできるようになってくるので、人との関わり方の面で学ぶことは大きかったです。

 

——逆に、大学時代にもっとやっておけば良かったと思うことはありますか?

 

ありますね。英語はもっとやっておけば良かったですし、簿記とかFPとか少しでも興味がある資格の勉強もやっておきたかったですね。お金関係の知識を学ぶことで社会がわかってくるので、資格が取れなかったにしても勉強しておいて損はないと思いました。

 

現在の卓球コーチ活動

 

——現在のコーチとしての活動内容を教えてください。

 

基本的にはマンツーマンのレッスンがメインで、あとは講習会とかのイベントに誘っていただいたら出張という感じで行くこともあります。

 

——どのような方を対象にしていますか?

 

年齢問わず誰でも大歓迎です!私より年上の方だと、お話ししたら逆に私が人生の勉強になることもあったりしますね。あとは、仕事で嫌なことがあったら人生の先輩として話を聞いていただいたりして、それもすごい支えになっていますね。

 

——今後の卓球との関わり方はいかがですか?

 

個人的には、マスターズになってもバリバリ挑戦していきたいですね。本業も卓球も、今と変わらずできる範囲で頑張るつもりです。

 

——最後に卓球を頑張っている大学3・4年生にアドバイスをお願いします。

 

プライドを捨ててほしいです。自分が恥ずかしいと思っている部分をありのままに受け止めて就活することはすごく大事だと思うので、できないことは「できない」と口にしてほしいですね。

 

できることだけをやるんじゃなくて、「できないから教えてほしい」という感じでできないことにも挑戦できれば、自分をもっとよく知れると思います。

 

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